働き盛りのサラリーマンは英語を身につけておいて、損はありません。むしろ積極的に学ぶべきです。
ただ、英語が苦手な人にとって、理由もないのに、英語を学ぶことは苦痛ですよね。
工夫して学べれば、効率よく英語を身に付けることができるのですが、そもそも英語に対して拒否反応を起こしてしまっては、何もできません。
この記事を読んで欲しい人
- 英語を勉強するためのモチベーションが欲しい人
- 英語の勉強に挫折しそうな人
- 英語を身につけようと努力している人
この記事を最後まで読むことで、英語を学ぶ理由やヒアリングやスピーキングを上達させるためにやるべきことを知ることできます。
Contents
30歳を過ぎても英語を学ぶべき理由
年齢を重ねると苦手なものや新しいものへの挑戦は腰が重くなりますよね。
私自身、現在32歳となり、20代のときに比べると新しいことへの挑戦のハードルが上がっているように感じています。
「もう身につけても遅いんじゃないかな。。」
っていう漠然とした諦めがあるんですよね。
しかし、私自身、英語を身につけて感じているのは、英語を身につけることに遅いということはないということです。
それでは、サラリーマンが英語を身につけるメリットについてご紹介していきます。
1.普段の仕事の幅が広がる
日本在住の日本人で英語が話せる人の割合は、10%にも満たないそうです。
単純に考えると、英語が話せるようになるだけで、自分自身の武器にもなり得ます。
英語が話せることで任される仕事は、海外の案件だけではなく、海外主張や駐在といったチャンスも掴むことができる可能性が広がるのです。
自分の仕事は英語を使わない。
と言った声もあるかと思いますが、これからグローバル化が進む中、どんな仕事であっても英語と関わりのない仕事はなくなるでしょう。
例えば、もしあなたが工場勤務であれば、海外との関係は切っても切れません。
昨今の製造業は日本国内だけでは売上が成り立たず、海外展開をしています。
その一方で、日本人のサラリーマンで英語を話せる人材が少なく、中小企業の海外進出は困難を極めていると聞きます。
これはチャンスです。
例えば、工場生産についての知識と英語力があれば、引く手数多の人材になれるでしょう。
2.英語ができることが、自分の自信になり自己肯定感が上がる
ご紹介したように、英語が話せれば、希少な人材となり、仕事でも活躍のチャンスが広がります。
自己啓発として英語を学んでいる人が一定数いるように、
「英語を話せるようになる。」
「英語が理解できる」
ということは、相当な自信になるでしょう。
他の人ができず、自分はできる!
というモノを持っておくことは、嫌な出来事や不運が続いても、簡単に自信を失うことがありません。
努力し、苦労して身につけたスキルであるという事実は自分を支えてくれます。
あからさまに自慢をするのは、他人の気分を害しますし、自分にとってもよくないですが、この自信を心のうちに秘めて持っておくことで簡単には折れない心を築くことができます。
3.コミュニケーションできる人が増え、視野が広がる
英語ができることによって、海外に行ったり、外人とコミュニケーションを取るハードルが低くなるので、フットワークが軽くなります。
世界人口78億人のうち、日本人口は1億2,000万人。
日本語は日本でしか使われていないのですが、英語を日常的に使う人口は15億人を超えると言われています。
英語話者の8割はインドやフィリピンの人たちなので、英語が母国語のアメリカやイギリスだけでなく、インドやフィリピンでも現地の人と交流を深めることができます。
英語が話せるということは、海外の人たちとコミュニケーションを取れるという心理的な余裕が生まれ、海外に行くハードルは非常に低くなり、どこにでもフラッと行けるのです。
【体験談】英語ができるようになったらどうなるか
TOEIC905点を取得した後、外資系自動車部品メーカーでシニアエンジニアとして勤務の知り合いから話を聞くことができたので、ご紹介します。
英語を学んだのはコンプレックスに打ち勝つため
大学に在学中、体調を崩してしまい一人暮らしが困難になり、中退をせざるを得なくなりました。
20代前半のほとんどを寝て過ごし、ようやく体調も回復し、20代後半から働き口を探し始めました。
しかし、働きたいと考えていても、面接すら通らず、希望の職種につけなくて、非常に悔しい思いをしたのを覚えています。
ようやく製造業の設計者をメーカーに派遣する会社に入社し、メーカーで設計者としての仕事に就きましたが、30歳前半にもかかわらず収入的には平均年収は400万円以下。
このままでは終わりたくない。収入を上げるためには製造業と相性の良い英語を身につけようと英語を学び始めました。
TOEIC 900点までの道のり
TOEIC900点を取得するまで、約5年かかりました。
単語力が圧倒的に少なかったので、中学生レベルの単語から少しずつ学び直していき、半年ほどで高校卒業レベルの英単語を身につけることができました。
単語のあとは、リスニングを強化していきました。
リスニング問題は模試でも5割程度の点数をとれたので、苦手意識はなかったので、まずはリスニングから強化に入りました。
勉強方法はディクテーションとシャドーイングです。
1.5倍速にして、シャドーイングを何度も繰り返しやって行きました。繰り返し練習したことによって、模試でなんとか8割の点数を安定的に取れるようになったのが嬉しかったです。
リスニング練習後、英語への抵抗感も無くなったのが良かったのか、まだ本格的にリーデイングの勉強をせずとも、6割を取ることができるようになりました。
リーディングの勉強は、とにかく数をこなすことが必要だと思います。
文法問題は暗記をするだけですが、長文は慣れるしかなく、ひたすら文章を読みましたね。
そして、勉強を始めて3年後には、TOEIC 830点を取得しました。
ただ、それ以降ほとんど伸びず、1年挫折しました。
そして、1年後には勉強を再開して、見事905点を取ることができました。
転職活動について
転職先は割とすんなり決まりました。
TOEIC900点を取得したその頃には本業も5年経過していたので、そろそろだと転職活動を始め、外資系部品メーカーに2社内定をもらうことができ、年収も2倍近い額を提示してもらいました。
今ではシニアエンジニアとして、海外拠点と打ち合わせしながら新製品の開発を行っています。
英語を実務で使うためには、リーディング力だけではなくライティング力、スピーキング力が試されます。
そうしたスキルを身につけていきましょう。
英語をクリアするために身に付けたいスキル
単語力
単語は英語力を伸ばす上で一番大切です。単語さえ知っていれば、英語の文章が理解できます。発音方法も知っておけば、会話の中で聞くことができるのです。
TOEIC800点で求められる英単語の数は、約9,000語程度と言われていて、9,000語も暗記できれば、仕事でも問題なく使用できるレベルです。
単語力を鍛えるために私が使っている教材は、
ヒアリング力
クライアントの英語を一語一句聞き逃すことなく聞くことが必要です。
特にビジネスでは大事な単語を一つ聞き逃すだけで、受注ができなくなってしまったりするので、スピーキング力よりもヒアリング力が重要です。
ヒアリング力を鍛える練習方法は、
・ディクテーション
・シャドーイング
です。
ライティング力
ライティング力とは、言いたいことを文章で表現できることです。
つまり、今まで日本語でやりとしていたメールや、レポートを英語で作成できる力のことを指します。
ライティング力を鍛える方法は、まず英語で日記を書くことから始めることです。これによって、英語に慣れることができるだけではなく、自分の足りない部分も知れるようになるので、勉強へのモチベーションを保つことができます。
まとめ:30代の社会人こそ英語を学ぼう
人生や仕事にマンネリ化を感じているとき、英語は新しい刺激を得られるきっかけになります。
今まで苦手意識を持っていた人は、挑戦してみましょう。
それによって新しい人生が開けるかもしれません。