
長年、Web業界に身を置いている私からアドバイスをしていきます。
結論から言うと、30歳過ぎてもエンジニアになれます。
30歳を過ぎてエンジニアとして転職してきた人は大勢います。
なぜなら、web業界は他の業界と比べ、挑戦する人を快く歓迎する業界だからです。
しかし、リスクは覚悟してください。
具体的に言うと、仕事としてコミットし、生計を立てていくことは、年齢的に難しいと言うことです。

30歳を超えたエンジニア志望の方の転職を何度かお手伝いしたことがあるけど、全然決まらず呆然とした覚えがある。まず書類は通らない。本当に通らない。今は20代で成り手が多いからだと思うんだけど、20代でも書類突破率は20%以下だからそもそも難関。しかし年齢というものの壁が本当に厚い。
— TomoyaShirai@Upa inc. (@shiraponsu) March 27, 2019
経済産業省が行ったプログラマーの需要についての調査によると、2020年以降30万人を超えるIT人材が不足し、2021年になった今もその需要はどんどん高まっています。
IT人材が深刻化する反面、未経験の転職活動は壁が高いのが現実のようです。

しかしながら、戦略を立てて挑めば、30歳を過ぎたとしても決して遅くありません。
正しい戦略で転職する事ができれば、前職で培ったスキルを生かして活躍している事例が多いのが実際のところです。
そこで本記事では、30歳未経験エンジニアが転職を成功させる方法を具体的に紹介しています。
こんな方におすすめ
- 30歳でエンジニアになれる方法を具体的に知りたい人。
- エンジニアにある決意はあるが、不安を解決して欲しい人。
- 背中を押して欲しい人。
この記事を読むことで、戦略を立てて転職に臨むことができるので、30歳でもエンジニア転職の成功確率を高めることができます。
本記事の内容
- 30歳過ぎサラリーマンの転職の現実。
- 未経験でエンジニアを目指しても失敗する人。
- 30歳過ぎてもエンジニアとして成功するために必要なことは?
当ブログ管理人のプロフィール

現在プログラミング歴6ヶ月ほどです。
複業としてプログラミングを開始して、2ヶ月後にWordpress案件を受注しました。その後、クラウドワークスで継続的にお仕事をしています。
プログラミングを開始してから、平均月収は約10万円程度です。
エンジニアになる理由の一つとして、高い年収が挙げられます。
経験を積んで、実力をつけることができれば、エンジニアの同世代の年収を上回る年収は確実ですし、外資系だと1,000万円以上(学部が同じであること)のオファーがよくあると言います。
はっきり申し上げると、
エンジニアが年収1,000万を最短で『稼ぐ』方法は2つで、① フリーランスとして独立する
② 外資系企業へ入社大きく分けると上記の2つで、
自分に合った選択をすればOKです。ただ、90%の人は今の会社で出世した先に、年収1,000万というステージはありません。
— 有人@実務未経験でフリーランス (@alse0903) March 24, 2021
やはり、とても魅力的な世界ですし、狙えるなら狙った方がいいと思っています。
それでは、まずはじめに転職について、実際に見たり、聞いたりしただけではない、生の体験談をお伝えしたいと思います。
Contents
30歳過ぎサラリーマンの転職の現実

①【真実】転職で年収が上がるのは経験者だけ
転職は基本的に経験職種でないと、年収が上がりません。
転職で年収を上げられるのは約3割程度と言われているそうで、即戦力としての活躍が期待されての提示であることがほとんどです。
エージェントも慈善事業ではありません。
紹介料をもらって売上を上げる商売なので、高い年収提示が出やすい人のお手伝いをしたがります。

②実力のない中途社員への風当たりは強い
私自身、転職を経験しています。
中途入社で感じたのは、即戦力でない社員には風当たりが強いということです。
既存社員は新参者がどの程度の実力なのか試してやろう、という気持ちで関わってきます。
しかし、未経験ともなると相手にすらしてくれない。
ということがよくあります。
また、年下の方が上司になるということもエンジニア業界では珍しいことでありません。
そうした環境で年下上司から強く言われても、笑顔で受け流せるような強いメンタルが求められます。
それがないと、未経験で30歳過ぎの人には少しきついように感じますし、下積みをするという覚悟でなければ続けられません。

そうした厳しい業界にもかかわらず、挑戦する人が後を立たないは夢が叶った後の未来がとても魅力的だからですよね。
こうした現実に覚悟を決めてエンジニアを目指しても転職で失敗する人が大勢います。
これから、失敗する人の特徴について解説していきます。
未経験でエンジニア転職に失敗する人

①焦ってすぐに結果を求める
エンジニアを志したとしても、すぐに年収が上がるわけではなく、最初の数年は下積みです。
IT業界に限ったことではなく、仕事が出来るようになり、評価されて初めて、その評価が給料に反映されるという仕組みはどの業界でも同じではないでしょうか。
ご紹介するこの方は、鉄道会社からIT企業に転職し年収が300万円代になってしまったと、投稿しています。
私は、大手鉄道会社で電車運転士として働いていた。
2コロナ禍の中で自由と鉄道会社の危機を覚えてプログラミングスクールに通うため、運転士を辞めた。
授業料に80万消えて、SESにぶちこまれて年収も300万下がり、自由を失った。
甘い言葉に乗せられて安定を捨てると人生終わる
絶対に辞めるな
— 鉄道会社は辞めるな君 (@tetsudo_yameru) January 2, 2021
鉄道会社の平均年収は全業種の中でも高額で、平均年収700万円以上は獲得可能な業種です。
その安定を捨ててIT企業に入った結果、年収を落としたのですが、未経験であれば当たり前のことのように感じます。
未経験の転職事情について、IT企業の人事である方は自身のSNSでこのように発信しています。
今からエンジニアを目指す方にお伝えしたいですが
①学歴・職歴が突出してよい
②志望する企業に関連する業務知識があるなどの特殊なケースを除いて年収は下がると考えた方が無難です。
「未経験でも年収は下げたくない」は気持ちはわかるのですが、実際に交渉できるのは価値が出せる人だけです。
— IT菩薩@モロー(毛呂 淳一朗) (@Morow99956707) January 13, 2021
このように、夢の年収1,000万円と言ったようになるには、時間が必要ということを予め理解する必要があります。
つまり、じっくりと時間をかけて実力と給料を上げていくことが大切です。
このことを理解している先輩エンジニアの方の中には、少しでも収入を確保するため、メンターのような副業をしている人が多くいます。
②独学で学習を始めて挫折
社会人で他の仕事をしながら、帰宅後にプログラミングを勉強するというのは非常にハードなことです。
私の場合、残業50時間以上の月が1年の半分ありますが、帰ってきてからプログラミングなんて出来ると思いませんでした。
むしろ、何もしたくない状態です。
現実的に考えて、独学で自分のモチベーションを維持しながら、学習を続けることは非常に難しいと思います。

プログラミング学習について発信されているこの方が発信しているように、独学でスキルを獲得することは、かなりの努力が強いられるのです。
独学について、詳しくはこの記事で紹介しています。『プログラミングの独学が難しい理由と継続するための解決策3つ』
【プログラミング初心者が挫折する原因】時間がかかる
プログラミング習得にかかる時間は、どのレベルを目指すのかによっても変わってきます
入門レベルだと数日で習得できますが、業務レベルのスキルを習得するには相応の時間がかかります。独学の場合、習得までに約1000時間かかると言われています
— プログラミングお悩み相談室 (@p_skillup) March 19, 2021
実務経験までとなるとハードルが非常に高く、働きながらの独学は、不可能に近いのではないでしょうか。
そのため社会人の方でプログラミングを学びたい人は、お金をかけて学習することが効率良くスキルを高める選択肢の一つと言えます。
③仕事をやめてプログラミングにフルコミット
まだエンジニアでない人にとって、プログラミングは夢を掴むための一筋の縄のようなものです。
なので、プログラミングに対して、希望をいただくのは理解できます。
しかし、学び始めて、挫折しないという保証があるのでしょうか。
30歳を過ぎた方であれば、挫折後にキャリアの後戻りは時間の無駄ですし、前職よりも条件が悪くなる可能性があります。
そのため、30歳を過ぎてエンジニアを目指したい方は、まず働きながら体験をしてみることが大切です。
少し厳しいことを言いますが、勉強して仕事との両立ができないなら、エンジニアを本気で目指すのは考え直したほうがいいかもしれません。
それを見極めるためにも、まずは無料体験などで体験してみることが大切です。
目的別にプログラミングスクールを紹介。無料体験ができるもあります。『30歳でエンジニアになった私が厳選!プログラミングスクール3社』
30代でもエンジニアとしての転職に成功するためには

①学習スケジュールを明確にし、転職後のことも考える

挫折率9割というプログラミングに立ち向かうために重要なことは、
- 作戦
- 自分の特性の把握
です。
脳科学者の茂木 健一郎氏は、勉強の効率が上げ、実力を圧倒的に高めることができるコツは「1秒単位まで今何に集中すべきか、何をやるべきか」を見極めることと言っています。(1)
また、彼が勉強の効率を上げる方法としておすすめしているのは、空き時間を見つけたらすぐ集中する「瞬間集中」というものです。
空き時間を見つけたら、一つのことに脳を集中させ少しずつでも学習していくという方法で、私の場合は以下のように実践しました。
①自分の状態を細かく客観的に洗い出す。
②期限を細かく設定する。
(例えば、いつまでにポートフォリオを作る)
③空き時間を見つけたら常にやる。(いつやるかは決めない)
④一週間ごとに振り返る。

↑少し前のスケジュールですが、このようにやっていました。
時間の使い方は自由です。
時間があればいつでも勉強できる状態にし、とにかくスケジュールだけを守るようにしていました。
これによって、常に期限に追われる形になるので、将来のことで悩んだり、学習方法でつまづくという時間を減らすことができます。

②学習する言語を絞る
javascript、PHPから始まりGO、Pythonと言ったプログラミング 言語がたくさんあります。
その中で、自分は何に手をつけたらいいのかわらかない。
という声をよく聞ききます。
言語選びで迷い、あらゆる教材に手を出して、結局何も身につかないということはよくあることです。
業界の知識がないのであれば、それは仕方のないことなのですが、その時間を減らしたいですよね。
私が情報を収集する中、言語選びについて一番しっくりきたのが、このツイートです。
僕がPHPを学び始めたのは、仙台でのエンジニア求人を探した時に、PHPの案件が多かったから。
①仙台でエンジニア求人を探す
②PHPの案件が多いと気付く
③PHPを学習&作品開発
④PHPを扱う企業へ面接まずゴールを定めましょう。そうすると逆算して何を学ぶべきか見えるはず👍
— ゆーや@年間150名を手掛ける エンジニアプランナー (@yu_nocode) January 12, 2021
目標がエンジニアになるということであれば、未経験をまず脱出する。
そのために、求人の多さで言語を選ぶのが、良いです。
WantedlyやGreenのような未経験者がよく使う求人サイトでPHPと検索してみてください。
需要が多いことがわかります。
需要が多いこと確認し、ある程度言語を学んだら、すぐにでもポートフォリオ作って応募しても良いですね。
③プライドを捨てて若い人にも聞きまくる
IT企業では30歳過ぎたらベテランと言われていて、平均年齢30歳と言った企業も珍しくありません。
そのため、入社後に直面するのは、自分よりも年下の上司や先輩がたくさんいるということです。

大手企業の中堅社員として、バリバリ働いていた知り合いの話です。
プログラミング学習も効率よく行い、転職活動では持ち前の要領の良さでIT企業に潜り込むことができたそうです。
しかし、そこで年下上司からの指導に耐えられず、早期退職してしまったということを聞いたことがあります。
今まで大手企業で活躍をしていれば、部下や後輩もいたと思います。
そのため、今までのプライドや自尊心が傷つき、脱落してしまったのかもしれません。
そうしたことに慣れるためにも、学習中から若い人の多いオンラインサロン等で、技術力に優れている若者とコミュニケーションをとり、プロジェクトを進めていく、という経験をしていくことが大切です。
私自身、プログラミングのオンラインサロンに加入しています。
みなさん20台前半とめちゃくちゃく若く、おそらくメンバーの中ではおっさんです。
④経歴書を作り込む
30歳近くとなれば、何かしら業務経験がある方が大半と思います。
接客業や事務員のように、職種ごとにスキルを棚卸しをして、経歴書を早めに作り込むことが重要です。
プログラミングは未経験とはいえ、別業種ではベテランです。
例えば、法人の営業マンとして働いていた方は、企業担当者とのやりとりだけではなく、社内調整力に長けている方が多くいます。
エンジニアとはいえ、仕事がなければお金を稼ぐことができないため、営業スキルは非常に役立つスキルです。
そうしたスキルを持った人は重宝されます。
知り合いで、不動産の営業マンとして働いた後、エンジニアになった方がいます。
その方はエンジニア未経験ながら、営業スキルを買われて、エンジニアとしての仕事だけではなく上流の仕事の一つである、顧客との折衝業務も任されていると言います。
こうした汎用できるスキルはどんどん棚卸しして、経歴書に含めていくことがおすすめです。
まとめ:覚悟を持ち、戦略を立てて転職

30歳を過ぎて未経験からエンジニアになるのは、学習時間の確保だけではなく、転職する際にも苦労することが予想されます。
そのため、予め問題を洗い出し、作戦を練って、立ち向かっていくことが大切です。
もはや正攻法にこだわる必要はなく、どんなルートを使ってでもエンジニアになるという覚悟が大切とも言えます。
初の民間校長として活動されていた藤原 和博氏は3つのキャリアを掛け合わせて100万人に1人の人材になるということを推奨しています。
例えば、前職が法人営業の営業マンでリーダーとして活躍していたのであれば、
法人営業スキル×リーダーシップ
はすでに獲得しているので、そこに「プログラミング」を入れることで、100万人に1人のレア人材になることは可能なのです。
30歳を過ぎとは言え、悲観的になる必要はありません。
今まで経験を存分に生かし、良いエンジニア人生をスタートさせましょう。
参考書籍:
(1)茂木 健一郎 膨大な仕事を一瞬でさばく 瞬間集中脳 (2017, すばる舎) kindle 67
