「活躍したい!」「もっと成長したい!」と意気込んで、中途入社したのにも関わらず、ふられた仕事は新入社員と同じ。
こういう思いとは裏腹に、自分の望む仕事が与えられないのは、悔しいし、辛いですよね。
また、中途入社の扱い方を知らない組織の場合、「とりあえず、新人と同じ仕事をさせておけば大丈夫だろ」と、放置をして、中途社員が嫌になって辞めることが多いそう。
私自身、活躍したいと中途入社したのにも関わらず、新入社員のような扱いをされ、1年以上辛い時期を過ごしていました。
恵まれない状況を経験しているので、中途社員の悔しい気持ちや後悔する気持ちがよくわかります。転職に失敗した…と、ずっと悩んでいて、まだ完全に乗り越えているわけではありません。
ただ、以前よりは改善はしてきたので、中途入社した会社で新入社員扱いを受けて辛いサラリーマンに向けて、私自身の体験談を交えて最悪な状態から抜け出す方法について解説します。
この記事を最後まで読むことで、新人扱い状態の辛い状態から抜け出すヒントを得ることができます。
記事を読んで欲しい人
- 中途入社で不当な扱いを受けていると感じる人
- 悩みすぎて転職を考えている人
当ブログ管理人のプロフィール
転職を2度経験し、大手企業(ブラック)→零細→大手企業(自称ホワイト)という形で規模関係なく転職をしています。
ブラック企業と自称ホワイト企業の両方を経験しているので、より客観的で体験談を交えた意見をいうことができます。
実務の経験があるのにも関わらず、新人扱いされている辛い状態のとき、以下のような状態でした。
Contents
【体験談】中途社員が経験があるのに新人扱いされるとどうなるか。
- ストレスで吐き気がする
- 新人に対してマウントを取る
ストレスで吐き気がする
企画設計職として、マネージャーとして企画から設計まで作り上げた経験があるので、世間的には「経験者枠」です。
今までの経験を生かして、大企業でもっといろいろな商品を作り上げたいと転職をしました。
意気揚々と入社した結果、入社後の数ヶ月間は書類のコピーや資料作り。
「これは何のためでしょうか?」と聞くと、曖昧な返事しか返ってきません。
当時、所属したチームの上司はミーティングすら開かず、何の共有もない。先輩に仕事をもらえるようにお願いしても、
「ないです。」の一点張り。
当時を思い返すと、上司はチームを作る気は全くなく、自分のことで精一杯。
先輩は「自分の仕事を取られたくない」と、経験のある中途入社の自分を牽制していたのでしょう。
こうした状況が数日なら我慢できましたが、数ヶ月続くと、ストレスで吐き気が頻繁に起きるようになっていました。
新人に対してマウントを取る
当時の自分は、新人と同じ仕事をしている状態が、本当に嫌で仕方がありませんでした。自分よりも経験のない新人と同じ仕事で、同じレベルに思われていることが許せなかったのです。
少しでも優位に立とうと、新入社員の揚げ足をとったり、失敗するのを知っているのにも関わらず、何も教えなかったりと、正直ひどいやつでした。今は耐え抜き、仕事を確保できましたが、未だに職場に対する嫌悪感が拭えませんし、嫌な記憶を時々思い出します。
この経験で学んだことは、業務は経験者ではあるけど、会社では新人であるということです。
例え、業務の経験があっても、他のメンバーから認められなければ、ずっと新人扱いは変わりません。
続いて、実際に辛い状況から抜け出すために試行錯誤の末導いた新人扱いから抜け出す方法についてご紹介します。
1年以上、新人扱いをされる中、自分自身が実際に試して効果があった方法になります。
【実証済み】新人扱いから抜け出す方法
新人と資料をコピーして作成という仕事をし、掃除や片付けに1週間を潰され、上司や先輩からの放置から抜け出すために、心がけたことはこちらです。
- 全力でこなす
- 言われたこと以外のことも全て吸収する
- 実績を作る
- 能力を認めてもらう
- 新人扱いをするなと上司に直談判をする
全力でこなす
雑用を全力でこなすなんて、ふざけんな。
って思います。
しかし、雑用は良い自分にとって、非常に効果をもたらします。
前述したように、会社では新人です。
そのため、雑用を全力でこなすことで以下のような効果がありました。
- 他の部署の人と関わる機会が増える
- 同じ境遇の仲間を作ることができる
- 社内で眠っているノウハウや知識を見つけることができる
資料をコピーしたり資料を作成をする際は、会議のものであったり、得意先への報告資料である場合があります。
資料を任されている状態がチャンスで、資料を作成するだけでは、新入社員と同じです。
中途入社で後がないなら、その資料から盗めるものは全て盗んで、自分の知識しましょう。
全てが理解できるはずもないので、わからない知識を勉強することは、今後の自分のためになります。
雑用中、他の部署とも関わることがあったので、中途入社の年月が近い人であれば、中途入社同士で意気投合できる可能性も少なくありません。
意見交換をし、仲間を作ることは、今後の仕事をする上で役立つ経験となります。
言われたこと以外のことも全て吸収する
本当にチームが忙しい時、こぼれ玉みたいな仕事を請け負うことがあります。
その時、疑問に思ったことを聞きまくるのです。
そして、わからないことは全て吸収し、上司や先輩が既に知っている知識を得られますし、1人で何か遂げるために役立ちます。
少しずつ自分のできることを増やして、自分のスキルをアピールできるのは、こぼれ球仕事を請け負う時しかありません。
まずはその仕事をきちんと覚えて、人に教えられるレベルまで理解したら、付随している知識も全て調べ、後輩に教える立場になるときに、的確な指示ができる知識をつけましょう。
進んで知識を得る姿勢を積み重ねることで、知識や経験が少しずつ溜まるように思います。
実績を作る
中途社員が認めてもらうには、わかりやすい実績を作ることです。
なんでもいいのです。
例えば、他の社員ができないこと率先してやるとかでも良いですね。
自分の場合は英語ができるので、取引先や支店の人たちに英語で伝えたり、調査を依頼されたとき、深い情報を調べ上げるといったことをずっとやっていました。
毎日の積み重ねによって、実績を認めてくれる人が現れますし、環境によって失った自信を取り戻すことができるようになります。
人によっては認めない姿勢を貫く人もいるかもしれません。
しかし、認めさせるためにも、草の根活動を淡々とやっていくことが大切です。
能力を認めてもらう
だれもがすごいな。
って言ってくれることをやりましょう。
個人的にはTOEICがオススメです。
私自身TOEICは800点前後しかありませんが、職場にば理系が多く、英語に触れていない社員ばかりなので、点数は認めてもらいました。
英語以外にも、資料作りやライティング技術には自信があったので、それに関しても「プロにお願いしたの?」と言われるほど能力を認めてもらい仕事が少しやりやすくなった覚えがあります。
中途入社であれば、自分が高めてきた能力を発揮する場が必ずあります。
チャンスはボーッとしていたら見つかりません。
ここぞというときのチャンスを掴むため、虎視淡々と狙い続けていく必要がありますので、気を抜かず意識して頑張りましょう。
その他(やったほうがいいかも)
会社のノウハウや知らないことを吸収し続け、自信を持ち発言する実力をつけたのであれば、「新人扱いをするな」と上司に直談判をしましょう。
外資系であれば、給与交渉をする機会があり、自分ができることをアピールできるそうです。
私自身は日系企業ですが、上司に頼めば交渉する機会が得られるでしょう。
交渉は今までの扱いに対しての怒りを表に出さず、
「自分は仕事をしたい。新入社員がやるような仕事ではなく、もっと能力が磨ける仕事がしたい。なぜなら、、、」
という具合で今まで、やってきたことを元に主張を伝えるのです。
一生懸命やったのであれば、その実績をアピールしましょう。
認められないなら、なぜ認められないかを聞くことが大切です。
まとめ:転職は最終手段。やれることは全部やろう
2年間、意識してやり続けたことになります。
せっかく入社した会社なのであれば、意地でも学べるところは学んで、できることは全部やりましょう。
自分がやれることをやって、時間を使って頑張ったのであれば、耐えきれなくて転職をしたとしても、後悔はないはずです。
毎日、吐き気がするほど悔しかったですが、ここで辞めたら元も子もないと、ご紹介したことを必死に続けています。
同時進行で、本業からいつでも飛び出せるように、副業も開始しました。
中途入社したばかりであれば、大変かもしれませんが、少しでも状況が好転するように、行動だけは止めずに続けましょう。